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安全な職場環境の構築が大切!工場における盗難防止の危機管理について

工場の危機管理と聞くと、従業員が作業中にケガをしないための対策や、製品への異物混入対策などをイメージする方がほとんどだと思います。しかし、誰もが安心して働ける安全な職場環境を構築するためには、工場内で起こる私物や会社の備品の盗難を防止する危機管理も非常に重要です。例えば、本来安全なはずの個人ロッカーで頻繁に盗難が発生する…という職場であれば、勤務中に財布などが盗まれるのではないか…と気が気でなくなってしまい、作業に集中できなくなってしまいます。 盗難事件に関しては、当然、盗みを働く人間が悪いのですが、工場などの施設管理者は「盗むことができる環境になっているのが悪い」という認識を持っておくことも非常に重要です。現在では、防犯カメラの画質なども非常に鮮明になっていますし、盗難がおきる危険がある場所については、きちんとそれを防止する環境さえ作っておけば、盗難被害のリスクは大幅に減らすことができるはずです。 そこでこの記事では、悪意も持った人間が従業員の私物や会社の備品を盗もうと思っても『盗めない環境』を作るためにおさえておきたいポイントをご紹介していきます。

盗めない環境作りが大切!

工場内で起こる盗難を防止するためには、悪意を持って盗もうと考える人間がいたとしても、「盗めない環境」を作るのが非常に重要です。そのための第一歩となるのが、工場内に盗まれる対象物(私物)の持ち込みを極力減らすという対策です。極論を言えば、工場に出勤する従業員が、工場内に入場するためのICカードのみを持って通勤するようにして、私物の持ち込みを完全に無くせば、私物を盗まれるリスクがなくなります。盗む物が無いので、盗難事件は起こしようがないです。 ただし、実際に出勤することを考えれば、ICカード以外の私物を何も持たずに出勤することなど現実的ではありません。一般的に、工場で働く従業員は、更衣室などで作業着に着替える際、私物と私服をロッカーに収めて工場内で作業します。したがって、施設内での盗難を防止するのは、この部分に『盗めない環境』を作ることが大切です。

ロッカー部分に盗難防止対策

従業員の私物は更衣室や貴重品ロッカーにのみ保管するようにし、それ以外の事務所を含めた工場内には持ち込めないようにすることが大切です。そうすることで、ロッカー部分の監視を強化することで「盗めない環境」を効率よく作ることができます。例えば、以下のような対策が有効です。
  1. 通勤に使用した私服やかばんなどは、すべてロッカーに収めるようにしましょう。そして、手洗い後に工場内で使用するICカードを取り出せるようにしておきます。
  2. タイムカードや自動販売機、食堂の利用や生産システムの使用・パソコンの使用などは、すべてICカードで出来るようにします。
こうすることで、工場の外から持ち込んだ携帯電話や財布などの私物を工場内に持ち込むことを防ぐことができます。そして、財布など、従業員が持ち込んだ貴重品は全て個人ロッカーに収められていることになります。

常に「人の目」がある環境を作る

工場の外から持ち込んだ財布や携帯電話などの私物は、施錠できる私物ロッカーに入れておくことで、盗難を防ぐのが基本なのですが、施錠を忘れて盗難に遭ってしまうケースも考えられます。施錠できる私物ロッカーを用意しているわけですので「施錠を忘れた人が悪い」と考えてしまいがちなのですが、従業員が安心して働ける環境を作るためには、それで済ませるのではなく「盗めない環境」を作るのが非常に需要です。 例えば、貴重品を保管する私物ロッカーには、全体が確認できるように監視カメラを配置する、事務所など常に人の目がある場所から見える位置に配置する等の方法が効果的です。常に人の目や監視カメラで見られているという環境になれば、非常に強力な抑止力が働き、盗難を防止することが可能です。なお、監視カメラを設置する場合には、可能な限り映像データを長く保存できるようにしておきましょう。 工場内で発生する私物や備品の盗難に関しては、盗みたくても盗めない環境を作り、何らかの悪事を働いた場合でも、その記録が長期間残る仕組みを作っておくことが非常に強力な抑止力になります。

ロッカーに納められないものの盗難防止

工場での盗難防止を考えた場合、財布などの小物の盗難被害だけでなく、自転車やバイクなど、ロッカーに収めておくことができないような物品のことも考えておかなければいけません。特に、夕方以降、深夜も稼働している工場も現在では珍しくありませんし、こういった工場では外部からの侵入による盗難防止のことも考えておかなければいけません。

バイクや自転車の盗難も少なくない

夜間も稼働する工場であれば、自転車やバイクなどの盗難防止対策を検討する必要があります。バイクや自転車の盗難に関しては、部外者が敷地内に入り込んで盗むというケースがほとんどですので、まずは部外者が簡単に侵入できないようにする事が大切です。また、広大な敷地面積がある工場などは、死角になる部分も多いので、外灯だけでなく、各所に人感センサーライトなどを設置し、「常に監視されている」と感じる環境を作ることが大切です。 もちろん、バイクや自転車の持ち主に対しても、個人で盗難防止を心がけるように注意喚起を行うことも大切です。例えば、自転車の鍵について、もともと自転車に取り付けられている鍵は、ペンチ一つで簡単に壊せるものですので、盗まれないようにするためには二つ以上の鍵を必ずつけるように指示すると良いでしょう。なお、近年利用者が急増しているロードバイク(スポーツ自転車)に関しては、高額で転売できることから特に狙われやすいと言われています。このタイプの自転車は、ワイヤーロックをきちんとしていても、専用の工具で切断し持っていかれてしまう…と言った被害も多いので、切断が難しいタイプの鍵を取り付けるように指示しましょう。 バイクや自転車を止めておく駐車場・駐輪場に関しては、人の目が行き届きにくい場所になっている場合も多いので、目立つ位置に監視カメラを設置する、人感センサーライトを設置するなどして、常に監視しているという威嚇を行うことも大切だと考えておきましょう。

まとめ

今回は、工場における盗難防止対策についてご紹介してきました。従業員の私物に関しては、施錠できるロッカーを与えておくのが基本で、それ以上の対策は自己責任で行うものと考えてしまう場合が多いです。もちろん、私物の盗難防止ですので、各個人がしっかりと自己管理するのは当たり前ですが、工場内で発生する盗難事件を防ぐには、施設自体に『盗めない環境』を作ることがとても大切です。 例えば、この記事でご紹介したように、「常に人の目がある」という環境を作っておくことで、悪意を持って「盗もう」と考える人がいても、実際の犯行を思いとどまらせることができるようになるはずです。盗難は、盗む人が最も悪いのは確かですが、「盗むことができる環境」を放置するのは企業としての怠慢と考えておかなければいけません。 従業員が盗難のことを気にせず安心して業務に集中できる環境を作ることは、会社側の責務だと言えるのではないでしょうか。

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