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投稿日:2021.01.15 
更新日:2022.09.26 

事務所エリアの新型コロナウイルス対策について。感染予防対策アイテムが続々と登場しています!

今回は、事務所エリアで進められている新型コロナウイルス感染予防対策について簡単にご紹介していきたいと思います。
新型コロナウイルスが発見されてから、既に一年以上が経過しましたが、現在でもこの問題は収束の兆しすらなかなか見えない…というのが現状です。新型コロナウイルスは、人との接触を減らすことや、三密の防止が有効な感染予防対策とされているため、今まで日本国内ではなかなか浸透することが無かった『在宅勤務』や『テレワーク』などという働き方が急速に広がっています。
しかし、さまざまな製品を製造する工場などでは、人を介する工程が多くあることから、なかなかテレワークを導入する…ということが難しいのが現状です。ただし、こういった工場などの施設でも、事務所エリアに関しては、感染予防対策を考慮した働き方改革が急速に進んでいます。

そこでこの記事では、企業の事務所エリアで必要とされる感染予防対策がどのような物なのかや、それに役立つ感染予防対策アイテムをご紹介します。

事務所エリアで必要な感染予防対策について

それではまず、日本経済団体連合会が策定した事務所エリアでの新型コロナウイルス感染予防対策からご紹介しておきましょう。事務所エリアの感染予防対策として真っ先に挙げられているのは、テレワークや時差出勤、ローテーション勤務(就労日や時間帯を複数に分けた勤務)、変形労働時間制など、さまざまな勤務形態の検討を通じ、従業員の通勤頻度自体を減らすという対策です。
ただし、多様な勤務形態を導入したとしても、業種によっては全ての従業員をテレワークにするのは難しい…という場合もありますので、事務所内で実際に勤務する際の感染予防対策も検討しておかなければいけません。日本経済団体連合会では、以下のような対策が有効としています。

・ 従業員が、できる限り2メートルを目安に、一定の距離を保てるよう、人員配置について最大限の見直しを行う。
・ 従業員に対し、始業時、休憩後を含め、定期的な手洗いを徹底する。このために必要となる水道設備や石けんなどを配置する。また、水道が使用できない環境下では、手指消毒液を配置する。
・ 従業員に対し、勤務中のマスクなどの着用を促す。
・ 飛沫感染防止のため、座席配置などは広々と設置する。仕切りのない対面の座席配置は避け、可能な限り対角に配置する、横並びにするなど工夫する(その場合でも最低1メートルあけるなどの対策を検討する)。
・ 窓が開く場合 1 時間に2回以上、窓を開け換気する。建物全体や個別の作業スペースの換気に努める。なお、機械換気の場合は窓開放との併用は不要である。
・ 他人と共用する物品や手が頻回に触れる箇所を工夫して最低限にする。
・ 人と人が頻繁に対面する場所は、アクリル板・透明ビニールカーテンなどで遮蔽する。
・ 外勤は公共交通機関のラッシュの時間帯を避けるなど、人混みに近づかないようにする。
・ 出張は、地域の感染状況に注意し、不急の場合は見合わせる。
・ 外勤時や出張時には面会相手や時間、経路、訪問場所などを記録に残す。
・ 会議やイベントはオンラインで行うことも検討する。
・ 株主総会については、事前の議決権行使を促すことなどにより、来場者のない形での開催も検討する。
・ 会議を対面で行う場合、マスクを着用し、換気に留意する。また、椅子を減らしたり、机などに印をつけたりするなど、近距離や対面に座らないように工夫する。
・ 対面の社外の会議やイベントなどについては、参加の必要性をよく検討したうえで、参加する場合は、最小人数とし、マスクを着用する。
・ 採用説明会や面接などについては、オンラインでの実施も検討する。
・ テレワークを行うにあたっては、厚生労働省のガイドライン4などを参照し、労働時間の適正な把握や適正な作業環境の整備などに配慮する。
引用:オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン

事務所内で勤務する場合には、上記のような感染予防対策を徹底する必要があります。また、このほかにも、更衣室や休憩室などの共用スペース、電話やコピー機など不特定多数の人間が共用する器具・設備については小まめに消毒するなどの対策が有効とされています。

事務所エリアの感染予防に役立つアイテム

日本国内でもテレワークの導入が急速に進んでいますが、全ての従業員に対しテレワークという勤務形態を選ばせることができない…という企業も少なくありません。そこで最近では、オフィスの感染予防対策に役立つアイテムが続々と登場するようになっています。 例えば、新型コロナウイルスの感染拡大により、会議や商談などもインターネットを介して行うWEB会議が主流となっています。こういった事もあり、WEB会議やWEB商談がスムーズに行えるようなWEBツールも続々と登場しており、どれを選べば良いのかよくわからない…という声が聞こえるほどになっているようです。 ここでは、事務所内の感染予防対策に役立つと考えられるさまざまなアイテムについてご紹介していきたいと思います。

コクヨ WORK POD(ワークポッド)

まずは、コクヨ株式会社が販売している『WORK POD(ワークポッド)』です。この製品は、公衆電話のような感じで、オフィス内でもクローズドな環境を作る事ができるというのが大きなメリットです。 上述したように、新型コロナウイルスの感染拡大により、打ち合わせや商談などにWEBツールが使われることが増えています。しかし、他の従業員が周囲にいる中でWEB会議を行わなければならないという場合、会議に集中できない…という声が意外に多いのです。また、WEB会議の周辺で他の作業を行っている方についても、会議や商談の声で集中が乱されてしまう…なんてことも考えられます。 『WORK POD(ワークポッド)』は、他の従業員が作業している事務所内でも、自分だけのクローズドな環境を作る事ができ、電話やWEB会議に集中することができる非常に優れたアイテムだと思います。

コクヨ Focus Panel(フォーカスパネル)

引用:コクヨ公式サイト

次は、『Focus Panel(フォーカスパネル)』です。こちらは、ワークポッドよりもかなり簡易的なアイテムになります。フォーカスパネルは、自分のデスクに設置するだけでソロワークブースを作る事ができるアイテムになります。皆さんも経験があると思うのですが、視界に入ってくるモノがつい気になってしまい、どうしても集中できない…なんてことがあります。 『Focus Panel(フォーカスパネル)』は、デスクに設置することで、周辺の余計な視覚情報をカットすることができ、自分の作業に集中しやすくなります。また、WEB会議などを行う場合でも、飛沫の拡散を予防する効果があるとされています。

オカムラ ⾶沫拡散防⽌デスクトップ仕切りパネル


引用:オカムラ公式サイト
これは、デスクやテーブルに置いて飛沫拡散を抑制するデスクパネルです。従来のデスクパネルは、高さが350mmと、着席時に口元を隠すことができなかったのですが、高さを500mm(特注で700mmまで可能)とし飛沫の拡散を防止することができるようになっています。なお、パネルは大きさが異なる複数種類が用意されており、デスクの大きさに合わせて連結することで『L字』や『コの字』ンレイアウトにも対応できるようになっています。

まとめ

今回は、事務所エリアでの新型コロナウイルス対策についてご紹介してきました。テレワークが急速に普及した現在では、会議や商談などをWEBツールを使って行うことが増えています。新型コロナウイルスの感染予防面から考えれば非常に有効的な方法と考えられるのですが、実は周辺でWEB会議を行われると、自分の作業に集中できなくなってしまう…などという声も少なくありません。 現在では、手洗いの推奨や入り口に消毒液の設置、入退場の非接触化などと言った新型コロナウイルス対策をどの企業も行うようになっていますが、今後急速にWEB化が進んでいくと予想される事務所内では、従業員が集中して作業が行えるようにするための対策も同時に検討していく必要があるのではないでしょうか。

 

この記事を書いた人

辻中敏

安藤 知広

FACTASブランドマネージャー
執行役員東京本店長

1994年当社入社、工事管理者として工場建設における問題と多くの事例を経験。
2013年から東京本店次長として数多くの食品工場建設のプロジェクトリーダーを務める。
2018年10月ファクタスブランドマネージャーに就任し、食品工場建設における技術の体系化を進めております。